阪神大震災
もう12年たったのですね。
月日の経つのは早いものです。
当時から私は建築の仕事で生活をしていました。
その関係で、どういう家が地震に弱いのかを知りたく、
震災の1週間後より、休みの度に現地に通いました。
車はとても走れる状況ではなく、
考えた末に、真冬ですが神戸までバイクで往復です。
車が渋滞する中、脇道を進むのですが、
道路はバイクのタイヤを軽く呑み込むような亀裂、
また一方通行を守らない、信号は付いていない等、
交通環境だけ言えば無法地帯でした。
現地に入って、一番驚いたのが臭いです。
土の臭いがあらゆる所でしているのです。
TVで見る映像では絶対わからない事でした。
臭いは私が何度も嗅いだ事のあるもので
すぐにわかりました。
屋根瓦を敷く時に使う土や土壁に使う土の臭いです。
その土の臭いと、火災のあった場所によっては
焦げた後の臭いが混ざり合っていました。
そして、現地で行った事は
壊れている建築物の撮影です。
今も、この時撮影した写真は
構造別に3冊のアルバムに保管しています。
歴史は繰り返すといいますが、
この事実を教訓に、
決して繰り返してはいけないと思います。
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