わしズム
過去、何度も「わしズム」シリーズを手に取ったが
購入に至らなかった。
その理由は、
たぶん、相当傾いた思想の本という勝手な解釈が一つ。
もう一つが、小林よしのりのマンガの
タッチが嫌いだった(小林よしのり責任編集長すいません)
というのにプラスして、
手にとってパラパラめくった時、
間間に入っているマンガが
どうもふざけていると思ったのだと思う。
そしてやっと先月終わりだったか、購入。
2006年11月18日 vol.20 秋 号です。
しかし、読み終わるまでに相当な日数がかかった
(毎夜1時間ほどしか本を読む時間を作らないし、
同時に数冊を読んでいるので仕方はないのですが)。
大特集の「真の不安 偽りの不安」というのが
どうにも面白くなかったのかも知れない。
ひょっとすると他の号は、面白くて面白くて仕方がなく
すぐに読み終えてしまうのかも知れない。
しかたなく読んでいて思うに、全体的には
特集の「靖國問題」を主に語りたかったのかと思う。
内容的には、思っていたほど傾いていると感じなかった。
いや、今ならこれが真ん中だと言う人の方が
ひょっとすると多いのかも知れない。
正論をきっちりと書いている、そういう感じだった。
また、事実をしっかり書かれてある(と思われる)ので、
勉強にもなった。
ただこういう類の本は、仕方がないのだが、
全てが一方通行になってしまっている。
どれだけ反対意見を並列に載せようとも
こればかりは読み手側の問題であるので、
どうにも難しい問題なのであるが。
とにかく、その一方通行と感じさせない内容になれば
「わしズム」はきっと、面白いものに化ける気がする。
そんな事を考えながら読んでいたので、
いっこうに先へ進まなかったハズだ。
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